屋根や外壁リフォームするなら!塗料の種類と特徴について解説!

屋根や外壁リフォームなどは、古くてボロボロな建物の印象をガラリと変えてくれます。まるで新築のような見た目を演出できますが、実は扱う塗料によって機能性を付加することも可能なのです。さらに外壁塗装はそう何度も短期間に行うこともないため、できれば最適な塗料を選びたいと思う方も多いのではないでしょうか。

 

しかし塗料には水性や油性、1液型や2液型など、さまざまな種類や専門用語があるため、ベストな塗料を選ぶのに頭を抱えるかもしれません。そこで今回の記事では、塗料にはどんな種類があるのか、それぞれの特徴についてご紹介します。

 

1.塗料についての基礎知識

そもそも外壁リフォームで使われている塗料とは、何でできているのでしょうか。ここでは、塗料の成分と働きについて説明します。

 

1-1.「顔料」「合成樹脂」「添加物」「希釈材」の4つで構成

塗料は主に「顔料」「合成樹脂」「添加剤」「希釈材」の4つの材料で構成されており、それぞれどんな成分を使うのか次第で、塗料の特徴や性能が変わってきます。

 

塗料の豊富なカラーバリエーションを実現しているのが、この顔料になります。色をつけるための成分ですが、透明なクリヤー塗料には入っていません。塗膜の劣化を抑える、遮熱効果を持たせるなど、特殊な効果を持つ顔料もあります。

 

合成樹脂は、塗料のグレードや耐久性を決める成分ですが、品質や価格なども左右します。選ぶ合成樹脂によって塗料の耐久年数が変わってくるため、塗料選びの重要な要素です。「アクリル」「ウレタン」「フッ素」「シリコン」が代表的です。

 

添加材は、塗料にさまざまな機能を追加する成分で、仕上がりの見た目をはじめ塗りやすさなどの品質を向上させてくれます。塗料の粘度を上げることで流れ落ちるのを防ぐ「タレ防止剤」、塗膜の劣化を防ぐ「防腐・防カビ材」などがあります。

 

塗料を溶かして薄めることで、塗りやすくするのが溶剤とも呼ばれる希釈材です。塗り作業だけでなく、仕上がりを調整したりもします。塗料によって希釈材は異なり、「水」「シンナー」と使い分けているのです。

 

1-2.水性と油性の違い

塗料には「水性」と「油性」があり、使う希釈材によって区別されます。水で薄める「水性塗料」は、臭いが少なく、工事中も臭いに敏感な人にでも配慮できます。耐久性が低いイメージがありますが、技術開発によって油性に匹敵する優れた水性塗料も多数あるのです。

 

価格もお手頃なのが多いため、戸建住宅の塗装には水性塗料が支流になっています。シンナーで薄める「油性塗料」は、水性よりも耐久性が高く、塗膜が強固になります。しかし、シンナーの臭いがやや強めで、さらに扱いが難しいため、管理体制の整っている業者でなければ品質維持は困難でしょう。

 

小さい子どもやペットがいる、臭いに敏感で配慮したいのなら水性塗料がおすすめです。劣化しやすい屋根の塗装など、耐久性重視なら油性塗料が良いでしょう。

 

1-3.1液型と2液型の違い

塗料には「1液型」と「2液型」があり、大きな違いは硬化剤が「別々」か「すでに混ぜられている」かになります。硬化剤がはじめから主材に混ぜられている1液型は、缶を開けて希釈材で薄めてそのまま使用できます。手間がかからず、余ってしまっても翌日に繰り越せるので、即座に塗料を使いきらなくてもいいのです。

 

一方の2液の場合は、使用する分の塗料に応じで硬化剤を混ぜなければなりません。一度混ぜてしまったら使い切らなければならず、手間や制限があります。しかし、その分1液型と比べても、塗装可能な素材が幅広くて耐久性にも優れています。

 

2.塗料の種類とその特徴

外壁や屋根リフォームの場合、扱う塗料の種類によっては耐用年数や価格が違うため、メリットなどもことなります。ここでは、塗料の種類をはじめ、それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

2-1.アクリル塗料

塗料の中でも低価格のアクリル塗料は、耐用年数5~7年で気軽に塗装できます。豊富なカラーバリエーションがあり扱いも簡単なので、DIYなどのリフォームで多く利用されています。しかし、紫外線に弱く耐久性は劣ってしまうことからも、頻繁にメンテナンスが必要です。

 

低価格で何度も塗り替えを行う、数年持てばいいという方には良いでしょう。

 

2-2.ウレタン塗料

アクリル塗料に次いでかつては多くの住宅で使われていたウレタン塗料は、耐用年数が8~10年ほどです。弾力性に優れており、ひび割れしやすいモルタル塗りなどに使うと、耐久性がアップできます。しかし紫外線で変色しやすくなってしまいますが、低価格でありながら木から金属まで塗る場所を選ばないメリットがあります。

 

2-3.シリコン塗料

コストパフォーマンスに優れているシリコン塗料は、売れ筋の商品として扱われているため数多くの製品から選べます。塗膜が硬くて、撥水性や防汚性に優れているのが特徴で、耐用年数は10~15年ほどです。どのような壁にも扱いやすく、塗りたての美しさを維持しやすいとも言われています。

 

2-4.ラジカル塗料

シリコン塗料よりも耐用年数が長いラジカル塗料は、費用対効果も高いことから、競争力のある種類といえるでしょう。低価格で性能の良い塗料として人気がありますが、発売したばかりのため、扱っている業者が少ないのが特徴です。ほとんどの塗料が低汚染機能を抑えており、耐用年数は8~16年ほどになります。

 

2-5.光触媒塗料

樹脂に特殊な触媒を混ぜている光触媒塗料は、太陽の光に当たることで化学反応を起こし、外壁に付着した汚れを洗いながしてくれます。リフォームコストはかかりますが耐用年数は10~20年と長く、メンテナンスのコストがかからないことで、長期的にお得なケースになることも多いでしょう。日当たりの良い戸建住宅ならば、光触媒塗料の効果を実感できるでしょう。

 

2-6.セラミック塗料

樹脂に砂や砂利、セラミックビーズを混ぜたセラミック塗料は、遮断熱機能があるのが特徴です。セラミックにどの樹脂を混ぜたのかによって耐用年数はことなりますが、10~20年と言われています。性能や耐久性はメーカーごとに異なるため、悪徳業者がセールスで使用することもあり、信頼できる業者に相談して選ぶと安心です。

 

2-7フッ素塗料.

シリコン塗料よりも耐久性が高いフッ素は、ハイグレードの商品になります。他よりも価格的には高めですが、耐用年数は15~20年と寿命が長い素材です。親水性があり、汚れを自然と落としてくれるため、メンテナンスの手間がかかりません。

 

住宅にとどまらず、ビルや商業施設などの公共の建物にもよく使用されています。

 

3.まとめ

大切な住まいだからこそ、納得できる塗料を選ぶためにも、どのような種類があるのかを知ることが大切です。水性塗料と油性塗料の違いを理解し、コストや塗装後のメリットなどをイメージしながら選ぶことで、「リフォームをやって良かった」と思えるでしょう。外観だけでなくさまざまな役割を持っている外壁塗料は、適切な塗料を選ぶことで、家の寿命を延ばすことにつながります。

 

「株式会社しろくま」は、戸建専門の総合リフォーム会社として、快適で安心な暮らしを実現するためにさまざまなサービスを提供しております。外壁や屋根などの各種リフォームをはじめ、些細な部品交換など、多種多様なご要望やニーズにお応えいたします。神奈川県全域までフットワーク軽く、臨機応変に対応させていただきます。

 

豊富な経験や実績からも、確かな技術でお客様にご満足いただける仕上がりお約束いたします。塗料選びをご検討されている方は、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。

 

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