サイディングのひび割れ補修ガイド!あなたの家を守るためのスマートな対策

自分好みの家づくりがしたいとお考えの方の中には、サイディングのひび割れについて悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、サイディングのひび割れを放置するリスクとサイディング補修のステップと緊急度についてご紹介します。

□サイディングのひび割れを放置するリスク

ひび割れを無視することには重大な危険が伴います。
ひび割れが放置されると、外壁が雨水を吸収しやすくなり、以下のトラブルが引き起こる可能性が高まります。

1,雨漏りによる木材の腐食
2.シロアリによる損害
3.カビによる健康被害

雨水が内部に浸透すると、木材腐朽菌が繁殖し、木材が腐食してしまいます。
このまま放置すると、外壁の崩壊や天井の崩落といった危険が生じる可能性があります。
安全を考慮して、早急な対処が必要です。

湿気の多い木材はシロアリにとって好ましい環境であり、柱や断熱材が被害を受ける可能性があります。
床が不安定になったり建設物が損傷した場合は、既にシロアリの影響を受けている可能性が高いです。
雨漏りとシロアリ被害が同時に進行することがあるため、特に慎重に注意が必要です。

天井やクロスにシミが見られる場合、雨漏りだけでなくカビの発生も考えられます。
放置するとカビが成長し、空気中のカビ菌が健康に影響を与える可能性があります。
カビの匂いもストレスの原因となり得るため、放置せずに専門業者に点検を依頼することが重要です。

これらの問題は単なる健康被害だけでなく、家の耐久性にも影響を与えます。
過去の事例では、30年間ほとんどメンテナンスを行っていなかったため、外壁が崩壊するというケースが発生しています。
細かいひび割れであっても、これを放置することは大きなリスクを生む可能性があるため、定期的な点検が推奨されます。

□サイディング補修のステップと緊急度

1.塗膜の微細なひび割れ(0.3mm以下)

サイディングの表面に塗られた薄い膜に、0.3mm以下の微細なひび割れが見られる場合、まだ緊急度は高くありません。
ただし、これを無視するとサイディング自体の損傷が進む可能性があります。

この微細なひび割れに対処するには、塗装の保守メンテナンスが適しています。
微細なひび割れも、適切な塗装によって目立たなくなり、外観も回復します。

2.コーキング(シーリング)のひび割れ

サイディング同士の接合部分を埋めるコーキングがひび割れている場合、即座に修理を検討する必要があります。
コーキングは雨水の侵入を防ぐ役割を果たしており、無視すると外壁内部の悪影響を引き起こす可能性があります。

コーキングのひび割れに対処する方法としては、既存のものを取り除き新たに施工する「打ち替え」または上から新たなコーキングを塗る「増し打ち」が考えられます。
ひび割れが軽微な場合は増し打ちも選択肢ですが、基本的には打ち替えが推奨されます。

3.サイディング材のひび割れ(0.3mm以上)

サイディングに幅0.3mm以上のひび割れが見られる場合、サイディング素材自体の劣化が進行しているサインです。
特に窯業系サイディングは塗装によって保護されていますが、サイディング自体は水分には弱いため、早急な修理が必要です。

このようなひび割れが一部に限られている場合は、部分的な張り替えが可能です。
しかし、広範囲にひび割れが広がっている場合は、カバー工法か全面張り替えを検討するべきです。

4.サイディング材の浮き・反り

サイディング材の一部が浮いたり反っている場合、雨水が侵入するリスクがあるため、速やかに修理が必要です。
軽度な場合は手で押し戻せる場合があり、ビスや釘で固定することで対処できます。
しかし、重度な浮きや反りは範囲によっては部分的な張り替えか全面張り替えが必要です。

5.サイディング材の欠け・剥がれ

サイディング材が欠けたり剥がれたりしている場合、早急に修理しないと家の構造に深刻な影響を与える可能性があります。
部分的な欠けや剥がれならば、部分的な張り替えで対処できます。
しかし、経年劣化による全体的な損傷が見られる場合は、カバー工法か全面張り替えが適切です。

□まとめ

サイディングのひび割れを放置すると、雨漏りによる木材の腐食、シロアリによる損害、カビによる健康被害が生じる可能性があります。
また、塗膜の微細なひび割れ、コーキング(シーリング)のひび割れ、サイディング材のひび割れ、サイディング材の浮き・反り、サイディング材の欠け・剥がれが見られた場合、サイディングの補修が必要です。

ページ上部へ

お気軽にお問い合わせください!

電話番号: 0120-210-460