シリコンコーキングの塗装が剥がれてしまう問題に直面している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
塗装の剥がれは、意外と多くの方が経験される問題ですが、その解決策は必ずしも明確ではありません。
しかし、適切な知識と対策を身につけることで、この問題を乗り越えられます。
この記事では、その原因と効果的な対処法をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
□シリコンコーキングの塗装の落とし穴とは？
シリコンコーキングの上に塗装を施し、時間が経過すると剥がれてしまうことがあります。
この主な原因は、シリコンコーキングの性質にあります。
シリコンコーキングは、その弾力性や耐水性に優れていますが、塗料の密着を阻害する表面特性を持っています。
これが塗装剥がれの直接的な原因です。
1:原因の理解
シリコンコーキングが塗装に適していない理由は、その表面が非常に滑らかであり、塗料が密着しにくい性質を持っているからです。
また、シリコン自体が時間と共に表面にオイルのような物質を微量に分泌し、これが塗装との密着をさらに困難にします。
2:塗装職人の誤解
問題は、この事実を知らずにシリコンコーキングの上に塗装を施すことで発生します。
多くの場合、塗装が剥がれると、施工した塗装職人の技術が疑われがちですが、実際には材料の選定ミスが原因であることが多いのです。
3:対処法
剥がれてしまった塗装に対しては、剥がれた部分を清潔にし、再度塗装する以外に確実な解決策はありません。
この際にはシリコンコーキングを塗装できるタイプに交換するか、塗装が必要ない処理を施すことが重要です。
□シリコンコーキングの適切な選択と使用法をご紹介！
シリコンコーキングを選ぶ際には、その使用目的を明確にし、塗装の予定があるかどうかを考慮する必要があります。
塗装を前提とする場合は、塗装可能なコーキング材を選ぶか、あるいは塗装を必要としない方法を検討しましょう。
1:選定のポイント
耐水性や耐熱性が求められる場面では、シリコンコーキングの利用が適しています。
しかし、塗装を考慮する場合は、塗料との相性を確認することが重要です。
2:施工方法
シリコンコーキングはDIYでも扱いやすい材料ですが、その性質上、塗装前に特別な下処理が必要になる場合があります。
また、塗装不要で利用できる場面では、その耐久性を活かせます。
3:代替案の検討
塗装が剥がれる問題を回避するためには、塗装可能なコーキング材の使用や、外壁素材そのものを塗装不要のものに変更するなど、根本的な解決策を検討することが望ましいです。
□まとめ
シリコンコーキングの塗装剥がれは、その性質によって引き起こされる問題です。
この問題を解決するためには、材料の選定段階で塗装の必要性を考慮することが重要です。
適切な材料の選択や使用法を理解し、塗装が長持ちする外壁のメンテナンスを実現しましょう。
当社では建築増改築や各種リフォーム(外壁・屋根・内装ほか)から、些細な部材交換や補修工事まで、仕事規模の大小に関わらず承っております。
塗装工事を検討されている方はお気軽に当社にご相談ください。
