外壁防水シートの種類とその選び方をご紹介します!

新築やリフォームを考える際には、住まいを長期間守るための対策が不可欠です。
特に、外壁の防水は、住宅の耐久性を左右する重要なポイントとなります。
今回は、外壁防水シートの選び方とその施工のポイントに焦点を当てて説明します。
 
 

□外壁防水シートの種類とその選び方

 
外壁防水シートは透湿防水シートとアスファルトフェルトの2つのタイプがあります。
それぞれのシートの特徴と選び方について解説します。
 

1:透湿防水シート

 
透湿防水シートは、主にサイディング仕上げの外壁に使用されます。
このシートはポリエチレン不織布で作られており、内部の湿気を外に逃がしつつ、雨水の浸入を防げます。
特に高気密高断熱の住宅に適しており、外壁内の結露を防ぐ効果があります。
 

2:アスファルトフェルト

 
アスファルトフェルトは、主にモルタル仕上げの外壁に適しています。
このシートは雨水の浸入を防ぎつつ、湿気を逃がさない特性があるため、水分や湿気に弱いモルタル外壁に最適です。
モルタル仕上げで透湿防水シートを使用すると、内部の水分が壁を腐食させる原因になるため、アスファルトフェルトが推奨されます。
 

□外壁防水シートの施工で注意すべきポイント

 
外壁用防水シートを施工する際には、以下のポイントに特に注意してください。
 

1:出入隅の重ね

 
特に出隅と入隅において、防水シートの重ねと折り返しを適切に行うことが重要です。
出隅では防水シートの継ぎ目を最小限に抑え、入隅では二重にすることで、雨水の浸入を防ぎます。
 

2:軒天との取り合い

 
軒天との取り合い部分では、防水シートを軒天よりも上部に施工することが必要です。
これにより、強風時に軒天の通気口から侵入する雨水を効果的に防げます。
 

3:配管、配線まわりの処理

 
配管や配線が外壁を貫通する部分では、防水テープと防水シートを併用して処理することが大切です。
これにより、水漏れのリスクを減らせます。
 

4:下屋との取り合い

 
下屋との取り合いでは、防水シートを適切に施工することで、雨漏りを防げます。
特に屋根と外壁が接する部分では、防水性を高めるために二重にすることが推奨されます。

□まとめ

 
この記事では、外壁防水シートの種類とその選び方、さらに施工時に注意すべきポイントを解説しました。
正しい防水シートの選択と適切な施工方法により、住宅の耐久性を向上させ、快適な居住空間を長期にわたって確保することが可能です。
外壁の防水対策についての理解を深め、適切な製品の選定と施工を心がけましょう。
 
当社では建築増改築や各種リフォーム(外壁・屋根・内装ほか)から、些細な部材交換や補修工事まで、仕事規模の大小に関わらず承っております。
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